* 腕時計のメンテが終わったとの連絡で、昼休みの時間に取り入った。 裏ふたがまだあいていて、修理箇所の説明を受けた。 「では今、ふたをしますのでお待ちください」 涼は何気なくトレーの隣においてあったふたを見た。 初めて気づいた。 当たり前だ。 裏なんてこんなときしか見ない。 涼は手に取った。 “With” Ayana 「私も始めてみました。 たいてい皆様、表に彫られますので」 「僕も。 今、知りました」 涼は呟いた。 とても気に入っていたのはそのせいだったのか。