私は。 どうなってるんだ? MBAとって、ダバリードに戻って、仕事をして、それで。 一人だ。 さやかにも今や夫がいて、家庭があり、和がいる。 駄目だ。 考えるな。 綺樹はきつく目を閉じてから、涼と体の上下を入れ替えた。 「交代。 遊んでいたのはおまえだけじゃない」 綺樹は低く重たげに言った。 それは良くわかっている。 涼は忌々しく思っていた。