ベッドの中の今、状況を考えるのは間違いと分かっている。 でも怖くてたまらない。 ちゃんと友人関係になっているのか。 なし崩し的になってきていないか。 夏が終わったら、ちゃんと着かず離れずの距離になっていて、涼はお見合いをし、結婚し、家庭が出来て、 子どもが生まれて。 私は。 綺樹は目を見開いた。 天井の安っぽい柄の壁紙に小さな鏡が、あちこちにはまっている。 体の部分部分が途切れて写っていた。 自分と目が合う。 がたりと体が震えた。