The side of Paradise ”最後に奪う者”


「昼食は?」

「昼食?」


単語に意味を聞くような口調だった。

涼は会合が終わったのに気づいて現れた成介に、顔を向けた。


「次の予定は何時から?」

「2時です」


成介は涼の顔を見て、綺樹の顔を見た。


「昼食を一緒にしましょう。
 ダバリードにはお送りします。
 何がいいです?
 そば?」


涼は返事も待たずに綺樹の背中を押しながら歩き出した。

綺樹がもの凄く対応に困っているのが伝わってくる。

そのままエレベータに押し込んだ。

ドアが閉まり、降下しだす。