* ダバリードとの再契約が迫っていた。 彼女が契約に現れてから1年経つとは。 怒涛の1年だった。 なんの進展もしていない気がする。 涼は再契約書類を見直していた。 「けんか売ってるな」 担当者がその表現に苦笑した。 「とりあえず、うちとの契約は止めたいらしいな」 もともと西園寺を使う気は無かったのに、使うざる得なかった。 もう役目は終えたということだろう。 再契約は双方にメリットが無い。 で、たぶん、交渉相手として出てくるんだろうな。