The side of Paradise ”最後に奪う者”


「全然。
 今日はあなたに夏祭りを楽しんでもらいたかったから。
 かえって悪かったな。
 暑い中、つれ回してしまって」

「いいや。
 その点は問題ない。
 本当に楽しかった」


ならよかったと涼が微笑した。

綺樹も口元で微笑して返した。

神社から一本裏通りの駐車場に停めている車へと歩いていく。