* 「宮家の見合い話、断われよ」 翌日、朝のミーティングの後、そっけなく涼は言った。 「簡単にいけば苦労しません」 成介もそっけなく答えた。 涼が成介を見上げた。 しばらく目を合わせていた。 互いに探るが、互いに感情を見せなかった。 「手っ取り早いのは違う人との婚約ですね」 涼は書類をテーブルの上に叩いて揃えた。