The side of Paradise ”最後に奪う者”


むっとした駐車場でかいた汗が、クーラーでひいていく。

二人が連絡を取り合っているのは気づいていた。

成介の愛人発言で、そうさせようとしていたのはわかっていた。

確かにあの件以来、かなり自分は荒れていた。

だから成介は頼んだのだ。

なんとかしてくれませんかね、と。

彼女がそれに協力した理由は?

ダバリードの式典で船での言葉を思い出した。

だけどその理由位で、そして成介に頼まれたくらいで、大した事で無かったように接して、寝れるのか?

強姦までされた相手に。

涼は拳を握った。

ひとつ深呼吸をした。