The side of Paradise ”最後に奪う者”


「今度はあなた」


綺樹はためいきをついた。


「時間が遅いから帰りたいって言っても、駄目だよな」

「当然」

「じゃあせめてシャワーは?」

「駄目」


涼は綺樹の耳たぶに小さなマーガレットのピアスがはまっていて、それが可愛らしいと思っていた。

だからそこがスタートだった。