目を閉じた綺樹が手にしているカップがゆっくりと傾き始めている。 私と涼の関係は。 涼は綺樹が寝かかっているのに気が付いた。 寝させない。 冗談じゃない、やっとだ。 涼はカップを取り上げて、抱き上げるとベッドに下ろした。 綺樹は目を開けた。 「シャワーを浴びてくるよ」 「いい」 涼は体を重ねた。 「汗臭いから嫌だ」 涼は口の端で笑った。