The side of Paradise ”最後に奪う者”


本当に日本に来たのだということと、会えるのだという安心感だった。

来るとは言っていたのが、今電話をもらえるまで、不安感はずっと頭の隅にあった。

今日中にやれる仕事はやっておこう。

涼は早足で廊下を歩き出した。