“ねえ、涼。
 愛してる?“

愛してる?

愛してる。

ずっとずっとだ。

涼は目覚ましの合図でベッドから這い出ると、重い体と頭に冷たいシャワーを浴びる。

悪夢でしかない。

そしてこんな悪夢はいつまで続くのだろう。