なんでこの二人はこんなに馬鹿なのかと思った。

馬鹿につける薬は無い。

成介は呆れて好きにさせることにした。

でも。


「なんだかなー」


ボケ老人みたいなんだよな。

成介の呟きに部下が顔を向ける。

なんでもないと手を振って、ため息をついた。