「あ、俺ちょっと、自販機で飲み物買ってくる」 と、不意に柊羽が言って立ち上がると 晴もばっと立ち上がった。 「自販機って、あの、ボタンを押すと飲み物が落ちるやつですよね?私も行きたいですっ!」 2人はさっさと教室を 出て行ってしまった。 「…」 「…」 …こいつと二人っきりにするか? 普通… 「…なぁ、奥田」 「んー?」 こいつって、こんなに喋るやつだったっけ? と、疑問に思いながら、真堂の話に 耳を傾ける。