あ...龍さんだ...! 相変わらず、気だるそうな龍さんは 片足重心でたっている。 もう...! もうちょっとやる気ありそうに してもいいのに!! 龍さんのその態度が不満だった 私は、少し頬を膨らませた。 一番初めに走る女の子が走り出す。 龍さんは、確かこの次だったはず。 龍さんにバトンを渡す人は、5人 いる中で後ろから2番目。 もうすぐ、龍さんにバトンが渡る。 龍さんが、走り出せるように構えた 瞬間にわかった。 今の龍さんは、本気だ、と。