学校について、体育祭の開会式が 終って、競技が始まっても あの男の人は見つからなかった。 今日は、来てないってことかな。 ...よかった。 こんなこと、思っちゃいけないん だろうけど、なんだか安心して しまう。 「晴?」 そんな声がそばで聞こえて驚いて 横を向くと、龍さんが 少し心配そうな目をして、こちらを 見下ろしていた。 「やっぱり、なんか心配事でもあるのか?」