言って、蛍ちゃんは1本の鍵を渡した。 「これって?」 鍵を手に取り首を傾げている私に、「この家の鍵」と言う蛍ちゃん。 「なんで……この家の?」 「あんたが拗ねている間に、事が大きく動いてねぇ」 「……は?」 拗ねている間、と言ってもほんの数日。 「これ、どうよ?」 ドヤ顔で自分の足を私に見せる蛍ちゃん。 「……ちょっ……、これって……」 言葉を失った。 蛍ちゃんのすらりとした細い脚は、昔から私の憧れだったのに。 いま目の前に出された足は浮腫んで、例えるなら……そう、象の足だ。