『白ちゃんっ!』




 そう呼ばれていた。

 ベッドの中で笑って眠るシンデレラの

 ような女の子、春香に。



 純粋で、汚れてない、

 子供のような春香。


 
 俺は春香のベッドに座って、頭を優しく

 撫でてみる。



「春香...」


 
 その時俺は初めて気がついた。

 俺は





















 春香に、触れられないことに。