その言葉と同時に、彼の姿は揺らめいて・・・ 光を散らしながら、消えた。 「もうっ・・・ほんと、頑固なんだから・・・っ」 そう、川に漬かりながら、わたしは呟いた。 夕陽が、川面に反射する。 ------ ---- ―― ほんとに欲しかったのは、君に愛されていたという証。 君が生きているという証。 そして―――― 君が幸せだという証だった。