「わたし、あの朝お願い事決めたの。 『いつになってもいいから、また逢いたい』って、そうお願いしたの」 それが、今になって叶った。 もう、繋ぎ止め切れない距離を持って。 無言は、肯定の証。 わたしは、涼君が本当はどこにいるべきなのか、分かってた。 太陽が、河原の砂利を照りつける。 暑さで、目が眩みそうだった。