そっと服を直して。 そっと君の手を握り直して。 わたしは君に、また話しかける。 まだ寝ている君の顔は、少しあどけなさが残ってた。 格好良いと言うよりも、可愛いかんじ。 同い年なのに、一つ下に見えるって言われたこともあった。 今は、君の方が大きいけれど。 ちょっと前は、わたしの方が身長高かったよね? 「はぁ・・・あとちょっとか」 溜息をつきながら、綺麗に髪を結いなおした。