「………」
「それと、
なんか勘違いしてるみたいだから言っておくけど、
──俺と穂香は付き合ってないよ」
「……えっ!!?」
でもあの時…っ
「俺との約束破って、お前と抱き合ってたじゃねーか!」
「抱き合ってたって…
暗くてわかんなかった?
……あれは、一方的に俺がしただけ。」
「え??」
そういえば教室は暗くて…
穂香が廣瀬に腕をまわしてたのかはわからない…
じゃあ…
あれはホントに、廣瀬が一方的に…?
「穂香がキミと約束してたなんて知らなくて、
俺が引き止めちゃってたんだ。ごめん…。」
「……いいよ、別に」
穂香だって、電話出なかったし、
連絡寄越さなかったし、
全部コイツが悪いとも、言えない。
俺よりも廣瀬を優先させたのは、結局は穂香の意思だもんな。



