【短】君から伝わる体温





それって。それって───……。



「好きだ、早坂」


「……っうそ…」


「うそなわけあるか。ずっと好きだった
。悪いけど俺、一度気に入ったものは、
なにがなんでも手離さないから」



そう言った北見くんが、ちょっと離れて
、私を見つめた。



私の大好きな、あの、澄んだ瞳で。



「俺のこと……すき?」



そんなの…。そんなの───……。



「大好き……っ」



そう言った瞬間、優しくキスされて。



君から伝わる体温が、私と同じくらい熱
かったから、すごく嬉しかった。



そして───……。



この場面をクラスメイト全員に見られて
居たことを、私達はまだ知らない……。




END...