きっと、輝はあたしを見て幻滅するだろう。 いや、恐怖すら覚えるかもしれない。 それが本望のはずなのに、考えるだけで恐ろしい。 輝がどんな顔であたしを見ているかなんて、知りたくなくて…… きっと、眉間にしわを寄せ、ゴキブリでも見るような目であたしを見ているだろうが、 その現実を見たくなくて。 あたしはベッドに顔をうずめた。