その後、何とか授業は無事に終了した。 山ちゃんが担当の輝は、午後からは別のクラスの授業に出ていて。 顔を合わせなくて済むだけで、あたしは天国にいる気分だった。 身体の緊張が一気に解れ、気付いたら眠りの世界に落ちていた。 あいつがいるだけで、何もかもが狂ってしまう。 あたしはこんなに嫌いなのに、どうしてあたしに付きまとうの?