「卒園の日は一緒に俺の大学に来ないか? 学園祭の準備で騒がしいけど面白いよ」 「ホント?本当に行っていいの?」 「もちろんだよ」 由希は凄く喜んだ この笑顔が好きだ そしていつものように僕の周りでスキップしたり、僕の膝の上に座って話したり遊びはじめる キンモクセイが蒸せかえるくらいに香っている… キンモクセイというと由希を思い出すくらいに…