「また東京来たときは連絡する。 だからそれまでに、アダルトショップ調べとけ」 俺に残されたのは、無理難題。 「友達が詳しいから聞いておくよ」 もちろん城内だ。 「ケッ。マジで信じてやがる。 これだから童貞は……」 大宮はそう言っていたずらそうな笑顔を浮かべた。 「蓮!あんた、また変な店に行くの!? 何考えてんの?」 彼女が大宮を睨み、 「うるせぇな」 大宮は顔を歪める。 それでも大宮は何だか楽しそうだった。