ー隼人sideー 「危ねぇ!!」 その声で我に返った。 その瞬間、大きく俺の身体が揺れる。 やべぇ!! 俺は素早く前に転がり、俺の足元の地面は大きな音を立てて崩れた。 そして、遥か下の森林へと消えていった。 危なかった。 悔しいけど、大宮がいなかったら、俺は死んでいた。