無自覚な恋



でも、居てくれて良かった…


言わなきゃ




「ーーッあのね、保健室まで…その……
運んでくれたんだよね…。ありがとう」




うーーっ!!絶対途中で顔赤くなっちゃたよ~‥‥!!





チラッといいんちょーの見たけど、横を向いてて表情がよく分かんない






でもまぁ、あとは



文句!!!



「あと、あたしのケータイ!!!」




さっきの態度とは打って変わって堂ッ々とあいつの目の前に手を出した。




そしたら


「ーフッ…。」

いいんちょーは吹き出した


…なにが面白い。




「わりー、あまりにもコロッと態度変えるからよー…あー腹痛ぇ…。」



勝手にケラケラ笑って目尻に涙を浮かべるいいんちょー。





やっぱ、いいんちょーの裏って普段と全然違うな…。



普通に笑えるじゃんか。







なんでだろ…


全然やじゃない。




あたしの事を笑ってんのに、あいつの笑った顔見てたら



全然怒れないや…





それに、あいつの笑顔見たとき

ーードキッとした……。




なんなんだろ、この気持ち…


複雑で分かんないよ……。