お父さんはニッコリ微笑んで頷いた。



よかった…。



これでもう大丈夫。



あたし達にはもう迷いはない。



「お母さん、俺手伝います!!」

「いいから王子は座ってて~!!」

「その王子はいつ辞めてくれますかね…。」

「ちゃんと息子になったらね?」



お母さんの隣に行って手伝ってる日向。



嬉しそうなお母さん…。



「寧音、食べなさい。」

「だって食べたら吐くもん。」

「父さん心配だ…。」



お父さんが前より喋るようになったのは日向のおかげかな?



こうして心配してくれる人がいる事も感謝しなくちゃね…。



「王子上手ね~!!」

「お母さんのイカのさばき方には負けますよ。」

「その笑顔カッコイイ~!!」



日向と結婚して1番喜ぶのはお母さんかもね…。