なんだこれ。 一歌の顔を見るなり襲いかかってきたのは、身体の内側をつねられるような不明瞭な痛み。 なんだよ、これ。 散らかった自分の部屋、ベッドに寝転んで体の中の混乱を治めるように深く息を吸う。 心臓が叫んでるみたいだった。バクバクとうるさく、震えが全身にまで伝染していく。 キスの後に微笑んだ北原と、きょとんとした顔の一歌。 交互に浮かび上がっては胸の内をえぐるようにぐるぐると駆け回る。