「は…? 何ふざけたこと…」 「えー、いけそうじゃね? 触るのが無理でもフロとか偶然装って入っちゃえば見れるかもしんないじゃん」 「………きもいこと言ってんなよ…」 サルのようにネットにぶら下がろうとしてる孝太から視線を逸らす。 勝手に想像しようとする頭から妄想を振り払うべく、スコアボードに目を凝らした。 それでも耳にはうきゃうきゃと喋る孝太の言葉が否応なしに入ってくる。