サンドリヨンは微笑まない


雑学の問題で、分かりそうもなくてチャンネルを替えようとしたところで、見知った声が流れた。


『──正解! 芦花ちゃん、さすがですねえ』

「芦花ちゃん…!」

「知り合い?」

「同い年の他事務所のモデルの子」


そんなことないです、と謙遜する芦花ちゃんが面に映る。

テレビって。

この前は表紙に載っていたし、やっぱり売れっ子になり始めているのかな。


「…あー…」


別に表紙になりたいわけでも、テレビに出たいわけでもないけれど、なんだか劣等感。

同い年なのに、すごい。