サンドリヨンは微笑まない


ドウシ、の伊月さんとお花を作り続けて一週間。

放課後、事務所に行かなくて良い日は教室に残って作業時間となった。

門に飾る看板とか、柱とかが出来上がっていく。


「喫茶とかにならなくて良かったよな。当日シフトとか入ったらまわれねーもん」

「その代わり装飾は前日までに絶対完成だよ」

「まあ、この分じゃ終わるだろー」


周りを見回す小野寺くんは、運ばれてきた木材を見て立ち上がる。

伊月さんはパチンとホチキスで紙の真ん中を止める。針が無くなったみたいで、何回か押した。