その言葉が私に止め刺した。 祥ちゃんの言葉は鋭いナイフとなって私の心を一気に貫いた。 この瞬間、私のなかで何かが壊れた。 「何でそんなこと言うのっ!?私は祥ちゃんが好きなの!いつも言ってるじゃん! 相手にされてないって分かってても 好きになっちゃいけないって分かってても 好きなんだもん…好きなのよ、バカ! 振るなら、ちゃんと振って!適当な優しさなんていらない!…勘違いするでしょ!!!!」 『里桜……』