それでも、好きなんだもん。 仕方がないじゃん。 だから……好きでいても良いよね? 好きでいるだけだったら、迷惑じゃないよね。 タッタッタッ 階段…誰かが上ってきてる? 『見つけたぞ、不良少女』 突然聞こえた声。 「え?」 顔を上げ、声のする方に顔を向けた。 「何でここに……」