それから半年後。日乃の姉が屯所にやってきた。 「えっッッ?」 日乃は結核だった。そして28という若い年でなくなった。 「なんで....」 「日乃はあなたに手紙を残していました」 それは紛れもなく愛しい日乃の字だった。 日乃の姉が帰ってから少しの間泣いていた。 そしててがみに手をかけた。 「総司くんへ...」