翔樹・・・・・・?
「病院って、何処か怪我したのか!?」
翔樹の後ろの方には優希が立っている。
心配してくれるの?
彼女が目の前に居るのに?
「優子、声が出ないんだ」
「声って・・・・・・・」
もう“助けて”と叫べない。
声を出して泣くことも、喜ぶことも出来ない。
「優希、悪いけど今日は先に帰ってて。優子、行こう病院」
嫌だ、行きたくない。
首を横に振って否定する。
「俺も行くから。3人で行こう」
「3人なら怖くないだろ?」
でも・・・・・・・
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…