【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!



……なんて感慨に耽っていると、どこからともなく心地よさそうな寝息が聞こえてきた。


音源は、目の前のマリアちゃん。


ついさっきまで一生懸命宿題をしていたのに、いつの間にやら眠りに落ちていたらしい。


でも、もう9時だもんね。眠いか。

お兄さんが出掛けたり、あたしが来たり。色々と忙しかったから、疲れたのかもしれない。


鉛筆を握りしめたままテーブルに顔を伏せて眠る姿に、思わず笑みがこぼれる。


テーブルの上片付けなきゃ。

そう思い、全員分のコップをキッチンの流し台へ運ぶ。


まだ一口も口を付けていなかったジュース。豪快に一気飲みする。


うわ……なんか、このジューススゴくおいしくない……!?


口内に広がる風味と薫りに、興奮のあまり急激に体が熱くなる。


……あ、あれ。ちょっとはしゃぎ過ぎたかな。


コップを洗い、マリアちゃんの元へ戻る。


どうしよう、ここじゃ風邪引いちゃうよね。

部屋に運ぼうか悩んだが、マリアちゃんの部屋の場所を知らない。あまり人のお家の中を歩き回るのも良くないし……。