「はいっ」
「ありがと。……あ、結局柚希はココアとジュースどっち?」
「あ、あたしジュースがいいです!」
「……じゃあ、冷蔵庫の中にあるから、悪いけど自分で淹れてくれる?」
「うん!」
コップ借りるね~と声をかけ、大きな冷蔵庫を開けさせていただく。
えっーと……ジュースジュース……あ、これかな?
手前の扉に入っていた、一本の缶ジュース。
表にはおいしそうなオレンジが印刷されている。
オレンジジュースだろうか。
ありがたく頂戴させていただきます。
ペコリ、缶ジュースに向かってお辞儀をし、缶を開けてコップにそそぐ。
ふと横を見ると、山田くんがココアをふたつ淹れていた。
あれ?もしかして……。
そっと山田くんに近寄る。
「……山田くんて、甘いもの好きなの?」
そう尋ねると、山田くんは『……うん』と頷いた。
そうだったんだ!知らなかった!
意外と言えば意外だけど。
新たな一面が知れたことが、たまらなく嬉しかった。
甘いもの好きなんて。
カッワイイなぁー♪山田くんっ♪


