子猫に子犬に子ウサギにインコまで!!
山田くんのフェロモンは時空を越えるな。
「そこ、感心してないで助けて」
「あっ、ごめん!」
ハッとして意識を取り戻す。
動物たちを踏まないようになんとか山田くんのそばまでたどり着き、足元にいる動物たちを一匹ずつ遠ざけていく。
「ほらほら、こっちおいで~」
なんて声をかけながら、その辺に置いてあった動物用のオモチャでおびき寄せる。
すると、なんとも簡単に動物たちはこちらに向かってきてくれて。
えっ、スゴい。もしかしてあたし才能開花しちゃった?
動物たちの興味は山田くんからあたしの持っているオモチャに移ったようなので、そのままゆっくりと後退していく。
それに引かれるように、動物たちは山田くんの足元から離れた。
そして、山田くん無事救出。
「……あー、ビビった」
「ふふっ。山田くん、動物にもモテモテなんだね」
床にお尻をつけて座り、集まった動物たちと遊びながら、そう言って隣に座った山田くんに笑いかけるとばつが悪そうに苦笑いした。


