正面から見れば、口だけ見えて、他は全て長い毛に覆われている。
それがまるでおじいちゃんの髭のようで。
いや、違うか。長老?いや、それも違う?
とにかく、言い表せないブサカワさっ!!
本日二度目の、山田くん以外にキュン死にーーーっ!!
「ウサギなんですか?」
「そう!みんなビックリしちゃうんですけど。カワイイでしょう?」
「……そうですね、カワイイです」
「……っ!!」
――ガーーーンッ!!
や、やや、山田くんが笑った……っ!
あたしの前でも滅多に笑わない山田くんが、あんなに優しい顔で……っ!
あ、アンゴラぁぁぁぁぁ~~~~!!(泣)
「ふふっ。すっかりなついちゃってますね」
「えっ、あの、まったく動かないんですけど……これ生きてますよね?」
「大丈夫ですよ。基本、ゆっくりまったりな子なので。今も、あなたの腕の上が気持ちよくて眠っちゃってるみたいですね」
「あ……そうなんですか」
「そこまで気を許すなんて、あなた、よっぽど気に入られたのかもしれませんね!」
「……ど、どうも」


