と、悶えているあたしはあくまで茅の外らしい。
山田くんは視線はまったく変わらず。不思議なその生き物から、本の一ミリも動かない。
真ん丸くんに山田くんをとられたみたいで、なんだかちょっとおもしろくなかったりして。
「あの、この子……なんて動物なんですか?」
やっと真ん丸くんから視線を外した山田くんは、今度は店員さんを見る。
山田くん、あんた興味津々じゃないかカワイイなおいっ。
店員さんは真ん丸くんを撫でながら笑う。
「アンゴラウサギっていう種類でね、毛がとっても長いの。ほら」
えっ。
楽しそうな店員さんが白い毛の一部を上に持ち上げると、その下からくりっとした赤い瞳が表れた。
真ん丸……お前、なんだその貫禄は!!
カワイすぎだろっ!!


