「聖……」 すっかり自分の頭の中で考え込んでいた俺は、その声が聞こえてハッとする。 チラッと視線を向けると、口を半開きにして呆然と俺を見つめる松川と要と目が合った。 おそらく、隣では三橋が二人と同じような顔をしているんだろう。 あー……俺、相当恥ずかしいこと言っちゃったな……。 とりあえず、あはっ?と口角を上げてみたが、目の前の二人の表情は相変わらずで。 やっと唇が動き出したかと思ったら、 「「「……なんで俺らに言ったんだよ……」」」 「よし絶交だ。」