「……ふたり、知り合いなの?」
私の問いにお互い顔を見合わせたふたりは、
「はい」
「そーだぞ」
と、あっけらかんと頷いた。
ま、まさか。ここのふたりに繋がりがあったとは思わなかった。
……じゃあ、さっきの話の男って、私の推測通りの可能性が高くなった……?
そんな私の考えを、おじさんの言葉があっさり肯定してくれたのだった。
「お、そうだ。お嬢さん、さっき話してた毎日参拝に来る男ってのはコイツのことだよ」
真実を知り、再び涙が込み上げそうになる私。
けれど、当の本人は顔面蒼白で。
「……え、なに。もしかしておじさん、伊吹先輩に言ったの?」
「てへぺろっ☆」
「……最悪」
項垂れる要くんに、おじさんは少々後味が悪そうに笑う。
「すまんすまん。いやぁー、俺もまさかお嬢さんが要くんの彼女だとは思わなくって。
境遇が似てたから、つい話しちまったんだ。そしたら、それが本人だったみたいでなぁ」


