そろそろあたし、この口の軽さなんとかしないといけないと思う切実に……!
なんて、ひとり悶えるあたしの頭を山田くんの手がグシャグシャグシャッといきなり乱したので、驚きのあまり『わあっ!?』と叫んでしまった。
か、髪がボサボサなんですが……っ!
半分涙目で見上げると、山田くんは眉間にシワを寄せ、不機嫌を露にした表情であたしを見下ろしていた。
な、なにゆえ……っ!?
もしかして怒らせた!?
「山田く……!?」
「……なんで酔ってないのにそんなに素直なの」
……へっ?
ぽかんと口を開けて見つめると、山田くんはばつが悪そうに『……やっぱなんでもない』とボヤくと歩き出してしまった。
……けど、見逃さなかった。
一瞬だったけど、真っ赤に染まった山田くんの顔。
……もしかして、照れてるの……?
そう思ったら、もうどうしようもなく山田くんがカワイく見えてしまって。


