三橋の飲み物と先ほど頼んだメロンソーダが届くと、要が立ち上がった。



「よーっし、んじゃみんな揃ったし、改めて“女子禁制おノロケ大会withメンズ組”開会~!」


「「「…………」」」


「ちょ、なんなのお前らその冷めた目は!!」



仕組んだ訳でもないけど、自然と三人とも呆れた視線を要に送ってしまっていたようだ。


席に座り直した要が咳払いをする。



「……うん、すまんかった。俺が悪い。きっと君たちは色々言いたいことがあるだろうけど我慢してくれ。ネーミングセンスはツッコんじゃダメだ。」


「「「……え……」」」


「いやなんだよその残念そうな顔はみんなそこツッコみたかったのかよウソだろ」



なかなか本題に入れない、それもまぁ男子特有のノリなんだろうな。


要が可哀想なので、生暖かい目で見守ってあげることにした。


少しヤル気を取り戻した要は意外と単純で、むしろ微笑ましいね、うん。



「よし、じゃあ最初は松川。お前、六花ちゃんとどうなのよ?」


「え、俺?」


「付き合ってるんだろ?」


「あ、あー……それが……」


「……?」