声のした方をみると、

桜の幹の陰
ひとりの男の子がたっていた。


キレイ。


栗色のサラサラの髪の毛が春色の風になびいていた。
まるで桜の花びらのように儚い雰囲気を纏った男の子。


つい見とれてしまった。



「なーに、俺に見とれてちゃた?」


ニヤリ。
そう彼は笑いながら言った。


「なっ!」

「嘘ウソ、じょーだん冗談!」


む、図星だからもっとむかつく。

黙ってればカッコいいのに。