そんな蘭ちゃんが、今、俺の彼女になった。



俺の腕の中で小さく収まってる蘭ちゃんが、俺はずっと好きだった。



教室でアニオタうるさいって言われても

テンションについてけないって言われても、

偏見の目で見られても



蘭ちゃんは笑って

『アニメが好きだから仕方ないっ。だって今更嫌いになれないし。それに、アフレコしてる声優さんが好きだから』



って言ってた蘭ちゃんに一人で感動したんだ。



『アニメを見ない人だっているに決まってるし。人それぞれの考えがあるから、世界が回ってってるんだよぉ〜』



明るく言う、蘭ちゃんに黒崎さんが



『グローバルぅーーっっ!!』


って笑いをとっていた2人に、俺は心臓を撃ち抜かれた気持ちになったんだ。