言葉を失ったあたしに、湊くんは慌てたように付け足した。 『午後からは行けるから!午後は学校行くから…』 「……何時?それ…」 『12時くらいには学校着けると思う…。迎えに行くから階段下で待ってて?』 わかった、と言って電話を切った。 隣にいた美菜子は、だいたい話が読めているようで あたしの頭をポンポンと優しく2回たたいた。 一緒に回れると思ってたのに…。 一日中一緒にいれると思ってたのになぁ…。 …でも。 「あたし…最低だ…」